楽天市場のRMSを攻略!知っておきたいCSVデータの『作法』と『落とし穴』
トリニティーの広報・技術担当、加藤詩織です。
いつもブログをご覧いただき、ありがとうございます!
いよいよ本日より、新しいシリーズ「ECモール攻略!トリニティーが教える各モールへのデータ移行・商品登録の極意」がスタートします。
このシリーズでは、楽天市場、Yahoo!ショッピング、au PAY マーケット、Qoo10、カラーミーショップやmakeshopといった独自ドメイン系サイトなど、貴店が日々お使いの、 あるいは今後出店を検討しているであろう各ECモール・ECサイトに焦点を当てていきます。
それぞれのモールが持つ独自のデータ形式やCSVの特性、そして商品登録やデータ移行の際に直面しやすい「壁」と、その乗り越え方を、私の現場での経験を交えながら深掘りして解説してまいります。
「楽天市場のCSVって本当に複雑…」
「Yahoo!ショッピングへのデータ移行がうまくいかない!」
そんな貴店のピンポイントなお悩みに、「これを知りたかった!」と感じていただけるような、実践的なヒントをお届けできるよう努めます。
それでは、記念すべき第1回は、国内ECの最大手の一つ、楽天市場にまつわる商品登録の「極意」からお話ししていきましょう。
EC担当者様は、楽天市場での商品登録作業に日々奮闘されていることと思います。
楽天市場は、言わずと知れた国内最大級のECモールであり、その膨大なユーザー数は、貴店の販路拡大と売上アップに欠かせない魅力的な市場です。
しかし、その一方で、商品登録の際に利用するRMS(Rakuten Merchant Server)のCSVデータの複雑さに、頭を悩ませた経験がある方も少なくないのではないでしょうか。
「楽天市場で商品数が増えてきたから、CSVで一括登録したいのに、なぜかうまくいかない…」
「エラーメッセージが出ても、どこを直せばいいのか分からない!」
私も実際に楽天市場の商品登録代行や、楽天からヤフーショッピングなど他モールへのデータ移行作業に携わる中で、RMSのCSVが持つ独特の「作法と落とし穴」に日々向き合っています。
今回は、貴店が楽天市場でスムーズに商品登録を行うために知っておきたい、RMSのCSVデータの「落とし穴」とそのヒントを、私の経験も交えながらご紹介します。
1. RMSの「複雑すぎる」CSV項目とその意味
楽天市場のRMSでダウンロードできるCSVの項目数は、他のECモールと比較しても非常に多いのが特徴です。
「商品管理番号」「商品名」「販売価格」といった基本的な項目だけでなく、「属性」「出荷リードタイム」「SKU管理番号」など、多岐にわたる項目が存在します。
さらに、同じ商品説明文や画像に関する項目でも、PC用とスマホ用で別々の項目が用意されています。
●PC用とスマホ用商品説明文の罠
「PC用商品説明文とスマホ用商品説明文、全く同じ内容でいいの?」
もしそうお考えなら、それは少しもったいないかもしれません。
実は、楽天のRMSでは、それぞれのデバイスで最適な表示を実現するために項目が分かれています。
スマホユーザーは、PCユーザーと比較して短時間で情報を得たい傾向があります。
そのため、スマホ用商品説明文では、PC版よりも簡潔に、要点をまとめた構成が求められます。
弊社では、貴店の商品特性やターゲット層に合わせて、どちらの商品説明文も最適化する提案を行っていますが、具体的な「売れる商品説明文」のSEO対策と記述方法は、やはり専門的なノウハウが詰まっている部分です。
●SKUプロジェクトへの対応
楽天のSKUプロジェクト移行後、商品登録の概念が大きく変わりました。
「カラー」と「サイズ」など、商品のバリエーションをSKUとして細かく管理するようになりましたが、これに伴いCSVの入力ルールもより厳格になりました。
特に、異なるバリエーションを正確に紐付け、CSV上で正しく表現することは、多くのEC担当者様が躓くポイントです。
CSVの構造を理解し、正しい親子関係を定義できなければ、エラーの山になってしまうことも珍しくありません。
【ちょっとしたヒント】
SKU項目では、親となる商品と子となるSKUを商品管理番号で紐付けるルールがあります。
特に、SKUの設定を初めて行う場合や、既存商品をSKU化する際は、少量のテスト商品データでCSVをアップロードし、RMSでの表示やエラーの出方を細かく確認してみるのがおすすめです。
一度に大量のデータを投入する前に、少量のデータでテストすることで、エラーの傾向や修正箇所を効率的に特定できますよ。
2. 画像登録の「見えない壁」とRMSへの紐付け
楽天市場の商品画像は、売上を左右する重要な要素です。
しかし、楽天の画像登録には、細かなルールが存在します。
「画像サイズは?」「ファイル形式は?」「ファイル名に使える文字は?」といった基本的なルールから、FTPソフトを使って画像をアップロードし、そのURLをCSVに記載してRMSに紐付けるという一連の作業は、商品数が多いほど膨大な手間がかかります。
「商品画像をたくさん登録したいのに、一つ一つURLを調べてCSVに入力するのが大変…」
そんなお悩み、ありませんか?
【ちょっとしたヒント】
楽天市場では、画像ファイル名に全角文字や特定の記号が使えないといった制限があります。
半角英数字とハイフン、アンダースコアなどの使用が推奨されているので、画像をアップロードする前にファイル名のルールを確認し、一括でリネーム(名前の変更)を行うツールを活用するのも良いでしょう。
また、FTPソフトでアップロードした画像が、実際にウェブ上で正しく表示されるか、ブラウザで直接URLを叩いて確認する習慣をつけると、後々のエラーを防げますよ。
実は、弊社ではこの画像ファイル名の生成とCSVへの紐付け作業を、効率的に行う独自のデータ処理技術を持っています。
画像データを最適化し、RMSの仕様に合わせて正確に登録することで、画像容量の削減や汎用性が高まります。
3. 謎に包まれたエラーメッセージとの闘い
RMSにCSVをアップロードした際、「商品データにエラーがあります」と表示されることは日常茶飯事です。
しかし、そのエラーメッセージが「項目〇〇の入力値が不正です」のように抽象的で、具体的にどこをどう直せばいいのか分からない…といった経験は、楽天でEC運営を行う方なら一度は経験済みかもしれません。
一つ一つのエラーを解消するために、RMSのヘルプを読み込み、CSVを何度も修正し、再アップロードを繰り返す。
この繰り返しが、貴店の貴重な時間を「時間泥棒」に変えてしまうのです。
【ちょっとしたヒント】
RMSのエラーメッセージは一見分かりにくいですが、よく見ると「何行目のどの項目」に問題があるのか、あるいは「必須項目が未入力」「値が指定範囲外」など、具体的な原因のヒントが隠されていることが多いです。
まずは、エラーが報告された「行」と「項目名」を特定し、その項目がRMSのCSV仕様書でどのように定義されているかを再確認してみましょう。
特に、CSVファイルをExcelで編集する際、意図せずセルの書式が変わってしまったり、見えない文字(スペースなど)が入ってしまったりすることもあるので、注意が必要です。
ExcelでCSVを編集した後、保存形式を「CSV(カンマ区切り)(.csv)」として保存する際に、「この形式には対応していない機能がある可能性があります」といった警告が出ることがありますが、基本的には「はい」で進めて問題ありません。
ただし、文字コード(Shift-JIS)はしっかり確認してくださいね。
楽天市場でのEC運営を「効率化」するならトリニティーにお任せ!
楽天市場での商品登録やデータ移行は、その複雑さゆえに多くの時間と専門知識を要します。
これら全ての作業を自力で行おうとすると、本来注力すべき販促戦略や顧客対応、売上分析といったEC運営の核となる業務がおろそかになってしまう可能性があります。
自分でCSVを修正してエラーを乗り越える達成感は格別ですが、商品数が多かったり、複雑な商品構成だったりする場合、その労力は計り知れません。
本来、EC担当者様は、商品登録のプロではなく、商品の魅力を最大限に引き出し、お客様に届けることが本業のはずです。
私たちプロは、より短時間で多くの商品を正確に登録し、効率化することができます。
RMSのCSVに精通したプロによるデータ整形
私達トリニティーの技術担当者は、楽天市場のRMSのCSV項目とその意味、そして最新の仕様を熟知しています。
貴店からお預かりした商品データを、貴店の販売戦略と楽天の仕様に最大限フィットするよう、丁寧にデータ整形を行います。
PC用とスマホ用商品説明文の最適な書き分け(内容は貴店と相談しつつ、構成の最適化は弊社がサポート)、SKUプロジェクトへの正確な対応も、プロにお任せください。
画像データの最適化と確実な紐付け
煩雑な画像のサイズ調整やファイル名の変換、そしてRMSへの正確な紐付け作業も全て弊社が代行します。
これにより、貴店は画像登録の手間から解放され、商品の魅力を最大限に引き出すことに集中できます。
複雑なエラー対応も丸ごとお任せ
RMSからの抽象的なエラーメッセージも、弊社スタッフが原因を特定し、速やかに修正を代行いたします。
EC担当者様がエラーに悩まされることなく、スムーズに商品登録を進めることが可能です。
楽天市場でのEC運営をより効率的に、そして確実に売上アップに繋げたいお客様は、ぜひ弊社のショップ間データ移行サービス、商品登録代行をご検討ください。
トリニティーが全力でサポートさせていただきます。
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トリニティー 広報・技術担当 加藤 詩織