【徹底比較】自動移行ツールでは限界?
トリニティーのデータ移行・登録サービスが選ばれる理由 Vol.1
~便利ツールの「得意」と「苦手」、データ構造の落とし穴~
トリニティーの広報・技術担当、加藤詩織です。
改めまして、本年もどうぞよろしくお願いいたします。
さて、本日から新しいブログシリーズをスタートいたします。
今回のテーマは、ズバリ「自動化ツール vs プロの代行サービス」です。
近年、EC業界では便利なツールがたくさん登場しています。
私たちも業務で様々なツール、システムにはお世話になっていますが、お客様からは「システムを入れたらデータ移行も全自動でできるんでしょ?」というご質問をよくいただきます。
結論から申し上げますと、「できること」と「できないこと(限界)」が存在します。
本日はシリーズ第1回として、この「自動移行ツールの得意・不得意」と、なぜ弊社のショップ間データ移行サービスが必要とされるのか、その根本的な理由について、技術的な視点も交えてお話しします。
● 商品一元管理システムを導入しても残る課題とは?
貴店では、在庫管理や受注管理のためにシステムを導入されていますか?
例えば、ネクストエンジン、CROSS MALL(クロスモール)、TEMPOSTAR(テンポスター)、GoQSystem(ごくーシステム)、助ネコ、らくらく在庫、タテンポガイド、ワールドスイッチ……。
これらの一元管理システムは、多店舗展開を行う上で非常に強力なツールです。
どれも素晴らしいシステム、ツールが用意されています。
日々の業務、例えば「A店で商品が売れたらB店の在庫も減らす」といった在庫連携や、「新商品を1点追加したので、全店舗に反映させる」といったルーチンワークにおいては、これ以上の効率化ツールはありません。
しかし、「ショップ間データ移行(引っ越し)」となると話は別です。
「システムを使っているから、ボタン一つで楽天の商品データをYahoo!ショッピングに丸ごとコピーできる」と思っていませんか?
実は、ここに大きな誤解があります。
●「日々の追加出品」と「大量データ移行」は別物
一元管理システムが得意とするのは、システムが定めた共通のフォーマットに沿って、新しく商品を作っていく「追加出品」です。
一方で、既に何年も運営しているショップの数千、数万点ある過去の商品データを、別のモールへ一気に移す「データ移行」は、システムにとって非常に荷が重い作業となります。
なぜなら、過去のデータは、必ずしもシステムの規格通りに作られているわけではないからです。
●自動移行ツールの「得意」と「限界」
多くの自動移行ツールやシステムは、基本的な「項目の紐付け(マッピング)」機能を持っています。
例えば、「移行元(楽天)の『商品名』を、移行先(Yahoo!)の『商品名』に入れる」といった処理です。
これはツールが得意とする分野です。
しかし、ECサイトのデータ構造は、同じモールであってもショップによって千差万別です。
ここに、自動移行ツールの限界があります。
●ショップによって異なる「項目の使い方」
自動移行ツールは、あくまで機械的に「A項目のデータはB項目へ」と移動させることしかできません。
しかし、実際のショップ運営では、店舗ごとに項目の使い方が全く異なります。
例えば、「PC用商品説明文」という項目があったとします。
・A店では:商品の詳細スペックやサイズ表を記載している
・B店では:配送に関する注意書きや、他商品へのリンクバナーを貼っている
・C店では:SEO対策のためのキーワードを羅列している
これを自動移行ツールで機械的に移行先の「商品説明」エリアに流し込むとどうなるでしょうか?
B店の場合、移行先(例えば画像リンク禁止のモールなど)ではリンク切れや禁止タグのエラーが発生します。
C店の場合、お客様にとって意味不明なキーワードの羅列が商品説明のメインに来てしまうかもしれません。
●【技術的なヒント:移行前に確認すべきポイント】
もし貴店がツールを使ってご自身で移行を試みる場合、必ず確認していただきたいのが「フリースペース」や「備考欄」の使い方です。
楽天の「PC用販売説明文」などに、iframeタグや、楽天独自のキャビネット画像URL、他商品へのリンクなどが含まれていませんか?
自動移行ツールはこれをそのまま移行先のHTMLとして出力してしまいます。
Yahoo!ショッピングなど他モールでは使用できないタグが含まれていると、データを取り込んだ瞬間に大量のエラーとなり、一つ一つ手作業でHTMLソースを修正する羽目になります。
これを防ぐには、移行前に正規表現などを使って不要なタグを一括置換する必要がありますが、高度なスキルが必要です。
●トリニティーが提供する「意図を汲み取る」データ移行
私たちのサービスが選ばれる理由は、ここにあります。
私たちは、単にデータを右から左へ移すのではなく、まず貴店のデータの中身を解析します。
「このショップ様は、商品説明文の中にスペック表を入れているから、移行先ではスペック専用の項目に割り振ろう」
「ここに入っている画像リンクは移行先ではエラーになるから、削除するか、テキストリンクに変換しよう」
このように、データの「意味」や「お客様の意図」を汲み取って、最も効果的でエラーの出ない形に変換(データ整形)を行います。
これは、決まったルールでしか動けない自動移行ツールには絶対にできない、人の目と経験があるからこそできる「技」なのです。
いかがでしたでしょうか?
「ツールがあるから大丈夫」と思っていたデータ移行が、実は意外な落とし穴だらけであることに気づいていただけたかもしれません。
次回は、この続きとして「エラー対応の壁」についてお話しします。
データ移行で最も心が折れる瞬間、それは「謎のエラーメッセージ」との戦いです。
自動移行ツールでは解決できないエラーに、プロはどう立ち向かうのか?
次回もぜひご期待ください。
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「ツールの設定に時間を費やすより、プロに任せたほうが早いかも?」と思われた貴店、ぜひ一度お見積りだけでもお試しください。
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トリニティー 広報・技術担当 加藤 詩織